

歯肉炎とは「プラーク(歯垢)が原因で起こる歯肉の炎症」です。
このプラークには1mgに10億のバイ菌が住んでいると言われています。
そのバイ菌が毒素を出し歯肉に炎症が起きるのです。
「歯ブラシの時に血がでる」「歯肉が赤く腫れている」などが歯肉炎の初期症状になります。
歯肉炎は「歯肉に限った炎症」です。
適切な治療と歯ブラシにより健康な状態への改善が望めます。
歯周炎は歯肉炎と違って「歯の周りの組織に及んだ炎症」です。歯肉炎を放置しどんどん状態が悪化していくと
歯を支える周りの組織にまで炎症が及び、歯を支えている歯槽骨は
炎症から逃れるために吸収していき骨がなくなってしまいます。
「歯がぐらぐらする」「口臭が強くなる」などが自覚症状としてよく見られます。
一度なくなった骨は元に戻すことは困難です。
歯肉炎のうちに予防することが大切ですが、進行してしまった場合はそれ以上の悪化を
食い止めるために日々のブラッシングを丁寧に、生活習慣の改善などのセルフケアと
定期検診などのプロフェッショナルケアが必要になってきます。
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その他の歯周病を悪化させる要因にはこのようなものも考えられます。
煙草に含まれるニコチンは歯肉への酸素供給量を少なくし、傷を治すのに必要な 白血球の働きを妨げます。 そしてヤニは歯に沈着し、表面をざらつかせプラークが付着しやすい状態にをつくります。
思春期、妊娠期、更年期など性ホルモンのバランスの崩れにより歯肉の状態は悪化します。
降圧剤・抗てんかん薬・免疫抑制剤などの長期間の服用で歯肉を腫れを引き起こすことがあります。
くいしばり・噛み合わせは歯に負担がかかり、歯を支えている組織にダメージが出ます。また 口呼吸は唾液が少なくなり汚れが停滞しやすく、細菌が繁殖しやすい環境となります。

歯周病がどのくらい進行しているか、歯石はどのくらいついているか、どんな治療が必要なのかなどを診査します。
プロ―ビングとは歯肉の状態を診査する大事な診査法です。「プローブ」と呼ばれる器具を歯と歯肉の境目にそっと挿入し、ポケットは何mmか、
出血の有無、歯肉の腫れ、赤み、弾力、歯の揺れ、などを調べます。
他に目ではわからない骨の状態の確認の為にレントゲン写真を撮影します。
この診査でどこに炎症が起きているのか、他に異常が起こっていないかがわかります。
いくら歯石を除去しても毎日の歯ブラシで汚れが落とせていないと歯周病はよくなりません。 汚れを効率よく落とせる方法を患者様とご相談しながら歯科衛生士が責任を持ってお話させて頂きます。
歯周病の原因のプラークですが「プラークコントロール」という言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? プラークコントロールは「歯垢をコントロールする」という意味になります。 つまり歯磨きを正しくしっかりおこないプラークを落とせるようにして 歯周病菌や虫歯菌を増やさないようにコントロールするということです。 またプラークを取り除くための行為を広い総称で「プラークコントロール」と 呼ぶので規則正しい生活(砂糖の摂取の制限)や定期的な歯科医院でのクリーニングのことも指しています。

プラークのたまり場となるザラザラした歯石を取り除きます。
プラーク(細菌の塊)は歯ブラシで除去できますが、そのまま放っておくと 「歯石」と呼ばれる石になり歯ブラシで除去できなくなります。 その「歯石」を機械で取り除く事が「スケーリング」です。
深い歯周ポケットの中に長年隠れてこびりついた頑固な歯石を取り除きます。

歯周病が進行するとポケット(歯と歯肉の間の溝)の深さが深くなり、その深い溝の中に黒くて硬い歯石が沈着します。その場合それを除去しないと歯周病は治りません。
歯肉の下での歯石除去になりますので、専用の器具で1歯1歯丁寧に除去します。1回に4本~6本程度しか治療できない為、患者様には何回か通院して頂くことになってしまいますが一度除去すればそう簡単には再沈着はしないので、「長年たまった汚れの大掃除」と思って頂ければ幸いです。
歯についた微細な傷をなめらかに磨き上げ、汚れが付きにくい歯にします。
ブラシやゴム製の機械を使い、汚れを取り除いた歯の表面をきれいに磨いていきます。 歯の表面がザラザラしていると再び汚れや着色がつきやすくなりますので 舌触りのよいツルツルの歯に仕上げます。
歯周病の治りを診査して今後の定期検診の間隔を決めます。
歯周病治療が一通り終わってから1週間後に来院して頂き歯肉が治ってきたか、汚れがきちんと取れているかなどの診査を行います。 ここで歯周病の治療は一段落となり、そこから良い状態を維持するための定期検診へと移行します。
一生自分の歯でおいしく食事をするためにも、とても大切な事です。
一度歯周病が治った健康な状態は永遠ではありません。その後の管理により、良い状態を保てるか、再度歯周病になってしまうか、が決まります。 そのため、何か症状がなくても定期検診はとても重要になってきます。3~6か月毎に一度、健康なお口を維持するために定期検診を行いましょう。