北品川 弘進会 宮田歯科医院の安齋です。
コーヌスクローネという手法を用いた義歯の症例をご紹介します。
コーヌスクローネと維持装置としてクラスプ(バネ)を使わず、2重構造でできた冠を使った嵌め込み式の機構を用いた義歯の事です。
簡単にいえば「茶筒」
残っているを歯を形成し、その上に金属の内冠を被せる。内冠に適合する外冠を作り、この内冠外冠を維持装置として義歯を固定します。
見た目にも義歯とはわかりにくく、バネを用いないためバネがかかる歯が悪くなるということも起こりにくくなります。
初診でいらした際、相談を受けた内容が
右下の歯の奥歯が無くなってしまい、噛みにくい。。
左で噛んでしのいでいたけど、今度は左がグラグラする。。。
写真をみてわかるように、すでに右下奥歯がありません。
そして残念ながら、右下の奥歯の様に、左上の奥歯が抜歯となってしまいました。
「なんとか、入れ歯ではなくて今まで通りの噛みあわせになりませんか??」
上下の一番奥の歯がなくなってしまうとなかなかブリッジは厳しく、またバネを用いた義歯の場合
違和感や審美性の問題だけでなく、歯自体をダメにしてしまうケースが多くなります。
下の義歯はなかなか鬱陶しさが取れないため
「下の歯だけでもインプラントされてみては?」
と提案させていただきましたが、外科手術を伴うことは避けたい・・・
とのこと
残っている歯ほとんどが被せ物を入れる処置がされており、かみ合わせのズレもあることから
コーヌスクローネを用いた治療をご選択頂きました。
術後がこちら
初診時から突然最終の完成形に移行したので、あっという間にできたような感じはしますが
実際は、残存歯の虫歯の処置・歯周基本治療・かみ合わせを取る装置を用いて咬合の診断を行った後、
全顎に渡って仮歯を用いながら咬合の治療を行い、最も理想的な状態にまで口腔内環境を整えていきましたので
約7ヶ月の治療期間を要しました。
コーヌスクローネは、外すと内冠が口腔内に残ります(右の写真が外した状態です)
装着した状態ではバネもなく、ブリッジに近い状態ではありますが
お食事のあとのブラッシング時には外してお掃除ができます、円柱形の内冠は清掃性に優れるため予後も良好です。
現在では、固いものを気にせずバリバリ食べることができ、今まで同様全くの違和感も感じることがなく
治療してよかったとお喜びの声をいただきました。
歯がない=バネ式の義歯
=インプラント
といった流れのような選択肢でなく、
患者様一人ひとりに最もあったオーダーメイドの治療を心がけております。
最後に症例の紹介を承諾いただきました患者様に感謝いたします。
ありがとうございました。 担当医 医長 安齋 聡
弘進会 宮田歯科医院
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